太気拳には希望がある

絶望感

絶望感
絶望感

写真は太気拳至誠塾山形支部での稽古・ガメガメさんと軽くスパーリング

私、柴田が27歳の冬、青年柴田知房は極真空手、二段の昇段審査に挑戦しました。

一人1分半の20人組手です。

毎日仕事が終わるとサンドバックを10ラウンド行ってから稽古へ向かいました。

稽古ではビックミットを20ラウンドとガンダム(対戦相手に防具を着けさせてのフルスパーのこと)。

そして仲間に腹や脚を叩いてもらい打たれ強さの鍛錬。

稽古の最後は一番体重のある道場生に腹を踏んでもらい最後にジャンプしてもらうという「腹踏み」を3セット。

自宅に戻り、スネを砂袋に叩きつける「部位鍛錬」と拳立て、ジャンピングスクワットの補強。

休日は、東山の体育館へ向かう坂(わかる人にはわかる)をダッシュ20本。

こうした猛稽古を続け挑戦した20人組手。

対戦相手の1人目から10人目までは茶帯でした。10人目までは何とか戦い、(数人から技ありをとることが出来ました)

その後、黒帯10人の対戦者には

何とか一本負けにはならないものの、ボロボロにやられました。

20人組手後のトイレでは、本当に「赤いションベン」が出たことを覚えています。

道場の外で痛めた部分を雪で冷しながら感じたことは、何とか戦い切った「安堵感」と、

「今まで、これだけの努力をして、このような不甲斐ない組手内容では・・・

自分はもうこれ以上強くなれないな…。」という「絶望感」の二つでした。

つづく             もどる